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ベネフィット。自分の動画にそんなものはないけど、それでいい。

ドリルを売るなら穴を売れ

昔、読んだ本を引っ張り出して再読した。


ドリルを売るには穴を売れ 誰でも「売れる人」になるマーケティング入門 [ 佐藤 義典 ]

商品を売るには、顧客にとっての「ベネフィット(価値)」から考えて…などなど。

マーケティングの基礎が分かりやすく書いてある。

本を読んだ後、これまでの発信活動を振り返ってみたので、なんとなく綴っておく。

目次

深く考えず、とにかく更新した

私は発信活動をしている。

主に、YouTube。 動画制作だ。

動画を始めた頃は、植物好きを増やしたい!園芸会に少しでも貢献したい!

そんな想いがあった。

けど、いつしか薄れていった。

動画に意味合い持たせたり、発信活動に大義名分を掲げるほど辛くなった。

なので、深く考えず、ただ無心で目の前にある事柄を更新した。

辞めようと思うことが何度もあったけど、続けた。

むしろ、辛い時ほど、更新するようにした。

考える暇を作らないように、自分で締め切り日を作って、編集に追われてみたりもした。

そのうちに、無心で更新することを覚えた。

つまり、動画更新が習慣になったわけだ。

やらなくて良い事が見えてくる

無心でひたすら続けていくうちに、別の段階に行ったことに気付いた。

言葉にするのは少し難しいが、別の境地に行ったという感覚だ。

色々なことを削ぎ落とし、よりシンプルに。

やらなくて良い事が見えてくる。

植物の育て方で困っている人の為にと、ハウツー動画を制作していたが、労力の割に気苦労も多いので、あまり作らなくなった。

一般ウケを狙ったキャッチーな動画を更新することも、辞めた。

(ちなみに、キャッチーな植物ほど、植物警察が来て、辛辣なコメントが多くなる。例えば、ポトスとか、ポトスとか、ポトスとか)

提供する側になると、なぜか見えなくなる

そもそも論なのだが、マイノリティな人が一般ウケする動画を作ろうとする事自体、無理があるのだ。

私はマイノリティーな生活をしている。

植物も一般的ではないマイノリティーな環境で育てている。

それなのに、一般ウケを狙った動画を作ったりしていた。

例えば、最近の観葉系界隈では、ダイソーの観葉植物が数字の取れる動画だったりする。

一般ウケを狙うなら、ダイソー一択だが、私には作れない動画だ。

なぜならば、私の近所にはダイソーがない。

加えて、ダイソーには、私の育てたい植物も売っていない。

よって、作れない。作れたとしても無理がある。

かつての私はキャッチーな動画を作ったりもしていた。

あえて調べたり、あえて買ったり、そういう事をせずに作れる事を動画にする方が、絶対スムーズなのに…

キャッチーな方が見られるよね!という安易な理由で、ひねり出して作っていた。

スムーズに動画にできる事が、自宅にたくさん転がっているというのに…

自分の中にないものを、無理して生み出そうとしていた。

提供する側になると、なぜか見えなくなる。

「ドリルを売るには穴を売れ」にも書いてあったじゃないか。

私は完全に見えなくなっていたのだ。

好きなようにやる

基本的に、私は自分に期待しない。

自分には何の能力も無いので、この程度だ。というスタンスで生きている。

…が、動画更新に関しては、

心のどこかで「価値のあるものを提供できてるんじゃないか」という、淡い期待を持っていたようだ。

意外な自分がいる事が知れた。

熟考して制作した動画でも全然見られなかったり。

微妙だなと思いつつ更新した動画でも、意外な再生回数があったり。

YouTubeは博打的な世界だ、ということを更新するたびに実感していった。

「頑張って編集したのに、全然再生回数がない」だとか。

「困ってる人の為にと思って作ったのに、辛辣なコメントが来て、悲しい」だとか。

自分ではどうしようもできない部分で、感情を振り回されるのが、馬鹿らしくなった。

と、同時に期待しないスタンスが効いてくる。

自分の動画に価値がある事を期待しても、無駄。

そもそも宇宙からしたら、自分はちっぽけな存在なのだ。

だったら、好きなようにやったら良いよね、と。

ちっぽけな存在である私の命には、限りがある。

発信活動に価値や意味を見出そうとして、辛くなってる場合じゃないのだ。

好きなようにやっていこう。そう決めた。

話が飛躍したが、宇宙のことを考えると、気が楽になるのだ(笑)

価値は視聴者さんが見出してくれる

というわけで、最近は好きなように更新している。

ただ、やり続ける。今はそれが心地よい。

自分の発信には、特に価値はない。提供できるものなんて、たかが知れている。

むしろ、空っぽ!!!

と、心から思うようになった。

そうしたら、何故か視聴者さん側から、私の動画に価値を見出してくれる事が多くなってきた。

不思議だなぁ、と思う今日このごろ。

価値なんてない、と散々綴ってきましたが、やっぱり嬉しいです。

いつもありがとうございます。

↓VLOGな動画を更新したりもしてます

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この記事を書いた人

東京都港区在住。新宿区出身。賃貸マンションで2人暮らし。
好きなものはインテリア、植物、ゲーム、声優、スポーツ観戦(特に野球とアメフト)。
自他ともに認める「プロの引きこもり」です。

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